2018年 11月 14日
抜擢二題 その一 |
早い抜擢を受けたK子とは、就職してかなり身分が安定してから知り合った。K子は、メンバーの中には、専門学校の校長経験者でかなり年配の人もいたが、若手や年配など混在するチームをよくまとめていた。しかし、組織のトップ・スーパーバイザーとは衝突していたようだ。「もう、あんたは、早くどこかに行きなさい」といわれながら。”このような発言をしたら、自分の立場はどうなるんだろう”などと考えず言うべきことを述べていた。そのような仲でありながら、7~8年後に、そのトップさんの定年退職パーテイーでは、立場上司会を務めたとか。
トップグループによるいじめ、いやがらせもあったようだ。共通の知人たちに「だいぶ困っているようですが、なんとかならないでしょうか」と話したところ『早く偉くなりすぎたんじゃない?そういうことはもうしょうがないね』との意見。
ある時、さらに大きな組織である職場からヘッドハンティングングを受けた。夜遅く呼び出され、相談を受けた。移った時の可能性、残った時の可能性をを述べて、決断は彼女自身にゆだねた。K子は残り、今では彼女自身がトップ・スーパーバイザーである。中央官庁への用事で東京への往来もある。和解してはいない様子だけれども、組織の20周年記念の式典には対立していた元トップを招いて記念講演をしてもらったとか。
困難なことは柳に風と受け流し、一度対立した人のための司会などできないであろう自分は決してスーパーバイザーの器ではないと思ったことでした。就職して、大学時代の恩師の一人へ挨拶に伺ったとき「君は、敵がいないからあるところまでは行くだろう。そのかわり特に好かれもせんけどな」とのお言葉。
by ekaigo
| 2018-11-14 19:25
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